コンバーテック1月号に弊社の記事が掲載されました。

トピックス

近年話題となっているいわゆる「特色レス印刷」についての記事を寄稿いたしました。
その一部内容と目次をご紹介いたします。

 

はじめに

日本国内における人口構造や、国内外問わずSNSやインターネット通販の普及によりビジネスは急激な変化し、メーカーやベンダーは刻々と変わるニーズやトレンドをマーケティング手法として取り入れたり、生み出したりしている。

そして、2000年代以降はCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)からCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)という価値観が生まれ、企業や商品サービスに対する評価基準になってきたことで「いかに社会的責任と利益を両立させるか」が企業の重要な課題の一つとなった。2015年からは、さらにその意義を包括した”SDGs”は周知の通りである。

そして、その社会的責任の一つとして「環境に配慮した対応」が挙げられる。

武田薬品工業株式会社が2024年1月24日に発表した「環境負荷低減を目的とした医療用医薬品の二次包装印刷のCMYKインクへの変更について」を記憶にされている方も多いと思う。同社のプレスリリースやその後のプレゼンテーションによると、2026年中にはすべての二次包装材料(組箱、取扱説明書、ラベル等を含む)の印刷をCMYK、つまりプロセスカラーに置き換えるという。

その目的は使用するインクの種類、量の低減に加え、印刷機の洗浄や洗浄に伴い生じる廃用剤の削減にあり、これにより環境負荷を抑えながらコストを抑制し、最終的には消費者へ還元される仕組みづくりである、としている。

環境対応という社会的責任を果たしながらいかに利益を伸ばすかが課題であり、それらを「持続性」とも表現される。

当然ながら製造業における「持続性」の確保に必要なのは「収益性」だけでなく「納期の厳守」や「品質の担保」もある。

企業における今後の経営方針や投資については、すべてこれらを考慮、対応することを念頭にした方向感が求められる。

 

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記事では、以下のトピックスで掲載しております。
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パッケージ業界の印刷における課題

拡張標準インクセット(Extended Color Gamut)

現実的な課題と解決策

拡張標準インクセット印刷の最大の“壁”

印刷が本当に越えるべき壁は、もっと先にある

さいごに

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出典:コンバーテック 2025年1月号

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